深谷市あれこれ

　ニオイタチツボスミレはタチツボスミレと同じように有茎種のスミレです。ただし、花の時期にはほとんど地面から直接花茎を出しているように見え、無茎種のようです。
　葉はタチツボスミレに似ています。縦横の幅があまり変わりません。
　花の雰囲気はかなり違います。ニオイタチツボスミレの花弁は幅が広く横の花弁とかなり重なり合っています。回りは紫色ですが、真中あたりは白くその部分には濃い脈が何本も流れています。花の大きさはタチツボスミレより小さく、可愛い花です。
　「ニオイ」とついている通り、花に匂いがあるようです。残念ながら確かめたことはありません。というのも、花の時期は、花粉症の時期でもあります。花粉症の私にはとてもそんな微かな匂いは嗅げません。
　
　深谷市でも広い範囲で見られるようです。ただし街中では無理かもしれません。広い範囲にあるといっても、タチツボスミレのようにはありませんし、大きな群落も作りません。まばらな群落か、単独の株で見つかることが多いようです。絶対数は少ないでしょう。

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これは好きな一枚です。
可愛い花が寄り添っていました。
辺りには他にもとびとびに群生していました。


これは確か、深谷市内の仙元山で見つけたものです。