クサノオウ

クサノオウ

 クサノオウはタケニグサと共に一番身近なケシ科の植物です。
 平地から山地にかけて、道ばたや草地、また石垣などにも生えています。花期は5~7月が主ですが、8月以降9月ごろまで少しは咲いています。花期の長い植物です。
 背丈は30~80cm。茎は中空で沢山の柔毛をまとっています。茎を折ると黄色い汁が出ます。葉は互生で、不規則な羽状の切れ込みがあります。茎や葉は白い粉をまぶしたように緑がぼやけています。
 花は鮮やかな黄色で茎の先に数個つけます。径2cmほどの4弁花です。
 名の由来は皮膚病に効く薬草という意味で「瘡(くさ)の王」というのが有力のようですが、定説にはなっていません。
 
 深谷市では、校外に行くとよく見かけます。道ばたで見ることが多いようです。

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クサノオウ01


クサノオウ02


クサノオウ03


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