チゴユリ

チゴユリ

 チゴユリはもちろんユリ科の植物です。
 春に木々の若葉が芽吹き始めたころ、その林下に花を咲かせます。
 背丈は15~30㎝くらい、数枚の葉の出る茎の先に花を付けます。花は一つの場合が多いようですが、時には二輪付けます。細い花茎の先につく花は径1.5~2㎝ほど。下向きに咲きます。花弁(ユリ科の場合は花被片といいます)はクリーム白色で、かすかに緑がかっているようです。小さく、うつむいて咲く姿がか弱く見えるので、可愛いと人気者です。
 地下茎で増えるので群生しているのが一般的です。
 
 深谷市でも林や森の中に大群落をつくっている所が沢山あります。めずらしい植物ではないので、下草の背丈の高くない雑木林をさがすと沢山見つかるでしょう。ただし、花の時期は長くないので、それを逃さないように。木々が芽吹き始めるころから、気をつけて見ていましょう。

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チゴユリ02


チゴユリ01茎の先の花は普通一輪だが二輪咲かせることも多い。


チゴユリ03


チゴユリ04チゴユリの実