ドクダミ

ドクダミ

 ドクダミはドクダミ科の植物です。
 全草に悪臭が有り嫌われ者ですが、昔は薬草として重宝がられていました。
 地下茎で増えるので群生します。林下の日陰に多く見かけますが、日向でも見ます。おそらく日向が嫌いなのではなく、日向では他の植物に負けてしまうのではないかと思います。日陰ならライバルはほとんどいませんからね。
 背丈は15~30㎝。もっと高く成長したものも見かけます。葉は心形で子供のこぶし大。互生します。質は柔らかい。
 白い花弁と見える4枚の総苞片の中央から立つ太い柱に、小さな黄色の粒々が有ります。その一つ一つが花です。花期は6・7月。梅雨時ですね。蒸々と熱い季節、そんないやな季節に加えてあのいやな匂いを嗅がされるのはたまりませんね。
 でも、筆者にとってはちょっと気になる花なのです。木漏れ日に輝く白い花(総苞片)が結構絵になるのです。花の写真を撮る者にとっては題材の一つです。
 
 深谷市でも日陰のスペースではどこでも見かけます。庭先に生えだしたものをちょっとほっとくと大変なことになりますから、お気をつけ下さい。雑木林の暗い所に大群落を見ることも多々あります。

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ドクダミ01


ドクダミ02


ドクダミ03繁茂し始めたころのドクダミ。