ハルジオン

ハルジオン

 ハルジオンは、キク科の植物です。北アメリカ原産の帰化植物です。
 背丈は30~60㎝。
 ヒメジョオンとの違いを述べながら説明しますと、まず茎は中空です。ヒメジョオンは芯まであります。葉には葉柄がなく、耳状になって少し茎を抱きます。ヒメジョオンは茎を抱きません。
 花は蕾の時にはうつむいています。ヒメジョオンは初めから立っています。舌状花の色はピンクで、濃いものから白いものまでばらつきがあります。ヒメジョオンは白です。花期は4~6月。ヒメジョオンは6~10月です。比較はここまで。
 茎の上部に幾度も枝分かれするようにして数個から十数個の花を付けます。舌状花は細く繊細で幾重にも重なっています。
 日当たりのいい野原や道端に生えています。
 
 深谷市でも、いたるところで見ます。最盛期は4月の終わりから5月にかけてですから、その頃道端に少しピンクの可愛い菊が咲いていれば、ほとんどこのハルジオンです。咲きたての花は綺麗ですので、雑草と思わずによく見てみましょう。

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ハルジオン01


ハルジオン02


ハルジオン03


ハルジオン04春のチョウ、ウスバシロチョウに蜜を与えるハルジオン。


ハルジオン05