クズ
クズは平地から山・川原まで、いたるところに見られる大きなつる性のマメ科の植物です。
茎の本部は木質化します。茎の長さは数十メートルにもなり大きな木も覆いつくすほど繁茂することもあります。
葉は3枚の羽状複葉で、小葉も大きく大人の掌ほどあります。茎や葉には沢山の毛が生えています。
濃い赤紫色の蝶形花を総状に立てて咲かせます。葉が大きいのでその隙間から顔を覗かせるように控え目に見えますが、その一つは結構多きな花です。
葛餅を作る葛粉はこのクズの太い根を精製して作ります。深谷市でもどこででも見られます。特に大きなクズは手入れされていない林の縁などに多く、林の木を覆うマントのようになっているのを見かけることもあります。
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大きな3枚の複葉。
茎や葉には沢山の毛が生えています。
マント状に木を覆いつくすクズ。
クズの豆果。
植物体の大きさや葉の大きさに比べると小さな豆果です。