レンプクソウ

レンプクソウ

 レンプクソウはレンプクソウ科の植物です。一科一属一種の、そんな意味では珍しい植物です。
 背丈は8~20㎝。茎の途中に二枚のよく裂けた葉を対生させています。葉の間から花茎を出しているという印象です。
 レンプクソウは何といっても花が特徴的です。花の色は緑で目立ちません。茎の頂に槍タンポ状に花をまとめて付けます。花は普通5個、天辺に上向きに一つ、その下に横向きの花を輪生させ四つ付けます。底抜けのサイコロ状ですね。しかも天辺の花と横向きの花とで、花冠の裂片の数が違うのです。天辺のものは裂片が四つに別れていますが。横の四つの花はそれが五つに別れているのです。雄しべも8と10と違いがあります。こんな変な花は珍しいですね。
 レンプクソウの名の由来はフクジュソウの隣に連なって咲くからだそうです。もちろん、春の花です。
 山の雑木林の中、やや湿った所に多いようです。
 
 深谷市で見られるのは鐘撞堂山の麓、谷津池の周辺を歩くと見つかります。春先桜より少し後でしょうか。

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レンプクソウ01


レンプクソウ02


レンプクソウ03


レンプクソウ04


レンプクソウ05