ガガイモ
ガガイモはガガイモ科のつる性の植物です。
葉は対生で、皮質でやや光沢があります。ヘクソカズラの葉に似ていますが、葉脈の部分が白く浮き出ているので区別がつきます。
葉の脇から花茎を出し先にいくつもの花を咲かせます。花の色は紫がかったピンクで、花弁には毛が沢山生えています。
低い山などにもありますが、平地の植物といっていいでしょう。
以前、ガガイモを育てたことがありますが、1年目には花も咲きませんでした。2年目にやっと花は咲きましたが実はなりませんでした。そして3年目にやっと実をつけました。これらは環境によって違うかもしれませんので、参考までに。
ちなみに、昔『ケサランパサラン』というのがはやったことがあります。それは白くてフワフワしていて、わけの判らないものをさしたようなのですが、このガガイモの種のとれてしまった綿毛だけのものも、ケサランパサランと思われたようです。ケサランパサランについてはこちらを参考にしてください。「ウィキペディア フリー百科事典」
深谷でもいたるところで見られますが、他のツル植物(例えばクズやヘクソカズラ・アレチウリなど)に負けてしまうようで、それ程沢山はありません。ただあるところでは群生していることが多いようです。日当たりのいい場所でつる性の植物を見つけたら、探してみましょう。ガガイモを見つけたら、是非秋の終わりの種が飛び出すまで観察すると面白いですよ。
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ガガイモはなんといっても実(種)が面白いので、まずはその実の写真です。
ガガイモの実です。長さは10cmほどにもなります。
これはまだ、熟れていません。
実が熟れて乾くと、縦に裂けて口を開き、このような綿毛のついた種を飛ばします。
これは実から飛び出し、センダングサに絡まったガガイモの種です。長い綿毛でフワフワと風に乗ります。
ガガイモの花です。
花弁には沢山の毛が生えています。
花はまとまって咲きますが、実になるのはこの内の一つか二つです。