コサギ
コサギはシラサギの代表選手です。おそらく一番数が多いのではないでしょうか。しかも一番北の方までいるようです。東北地方まで。
体長は60㎝くらい。カラスと比べられるくらいの大きさです。足が長いので大きく見えますが。
全身の羽は白。嘴は黒。足も黒ですが、足指は黄色です。足指は黄色が他のシラサギとは明らかに違いますので重要な識別点となります。
繁殖期には後頭から2本の白い線のような冠羽を出します。また背の下の方にはカールした飾り羽を付けます。目先は普通薄い黄色ですが、婚姻色はピンク色になります。この期間は短いようです。
川の浅い場所や田圃などでよく見かけます。餌は魚やザリガニなどカエルや大きなオタマジャクシなども食べるのでしょう。
東北地方中部辺りから南で繁殖し、一年中見られます。
深谷市でも普通に見られたコサギですが、ここ数年激減しているようです。集団繁殖地(コロニー)以外では見つけるのが大変なくらいです。それでもいないわけではありませんので、小山川やその他の魚の残っていそうな用水路、利根川や荒川、水の張っている田圃などを丹念に探してみましょう。
深谷市内の花園中学校裏の森にはサギの集団営巣地(コロニー)があります。以前はコサギとゴイサギが主な繁殖種でしたが最近はここでもコサギは少なくなりました。代わりにダイサギが増えています。それでも数は少ないですがちゃんと繁殖しています。
深谷市見所の「サギの集団営巣(花園中学)」に詳しく書いています。
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冬の沼で餌をさがすコサギ。
特徴である、細い冠羽と黄色い足指が見えます。
竹藪を集団繁殖地としていました。目先がややピンク色を帯びた婚姻色です。
巣の中にいるだいぶ大きくなった雛。
巣立ち間近の雛。おそらく上に親がいるのでしょう。餌をねだる様子です。