ムクドリ
ムクドリはぜひ覚えておきたい鳥の一つです。物差し鳥ですから。物差し鳥とは大きさの基準となる鳥たちのことで、小さい方からスズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、カラスなどがあげられます。特にだれが決めるというものではなく、誰もがよく目にする鳥で他の鳥と比べる目安となる鳥を自分で決めてもいいのです。物差し鳥は人にその鳥の大きさを伝える時、あるいは人から聞く時に必要になってきます。種がわからないものを人に聞く時、大きさは測れませんので、物差し鳥のどの鳥と比べて少し大きいとか小さいとかいえば大きさは伝わりますから。
ムクドリは山地以外ではどこでも見られる鳥ですので比べるのに最適です。
ムクドリの全長は24㎝くらい。スズメとヒヨドリの間の鳥です。ツグミと同じくらい。
背中側は黒褐色で、頭と翼はより黒い。嘴と足はオレンジ色でよく目につきます。額と目の後ろと下は白い羽毛がポシャポシャと広がっています。
キュルキュル、キュルキュルとうるさく鳴きます。
人家の戸袋やその他の隙間によく巣を作りますので、身近に目にした方も多いと思います。
秋冬には大集団を組み不気味なほど集まってフン害などで話題になることがあります。
深谷市でもどこでも見られます。町中でも見ることもできますが、主に広い場所で採餌しますので田畑や空き地など広い場所に降りていることが多いようです。秋冬の集団のときには電線に鈴なりになっているのが見られます。
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本来はこのような樹洞をすみかにしていたのだと思います。
今では建物のこんな棲家などをよく巣にします。
巣立ったばかりの雛です。
飛ぶムクドリ