カワセミ

 カワセミは言わずと知れた「清流の飛ぶ宝石」ですね。清流と書きましたが、餌の小魚がいれば池などにもよく来ます。
 
 大きな頭に長く太い嘴、短い尾にずんぐりした体。足は短く、お腹から直接指が出ているようにさえ見えます。
 そして、その色が宝石と言われる所以です。背中側はおおむね緑、背中の中心線は綺麗なコバルトブルー。お腹側はオレンジ色。
 雄と雌の違いはほとんどありませんが、ただ一つ、嘴の下側がオレンジ色なのが雌、上側と同じ黒なのが雄です。
 「ツィー」「チィー」と甲高い声で鳴きながら一直線に飛びます。
 水上2・3mでホバリング(停空飛翔)して餌を見つけ、一気に急降下して水に飛び込んで狩りをします。もちろん木の枝などに止まっていて、そこから急降下することもあります。餌は殆んど小魚のようです。
 巣もユニークです。崖に横穴を深く掘り、その中で繁殖します。
 
 日本全国で繁殖していますが、北海道のものは冬は本州の方に渡っているようです。
 
 深谷市でも見つけてみると結構います。利根川や荒川はもちろん、細い川や用水路、また溜池などでも見かけます。町中の川や池で見ることもあります。「ツィー」「チィー」という声を覚えると、見つけるのが楽になります。

 
 カワセミの写真はあまりいいものがありません。申し訳ございません。新たに撮れたら差し替えます。
 
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バックで判る通り、人家の近くでも見かけます。
これは嘴の下側が黒いので雄です。


巣に餌を運ぼうとしているのでしょうか。


見にくい写真ですみません。
こちらは嘴の下側がオレンジなので雌です。