アオサギ

 アオサギは日本のサギの仲間では一番大きなサギです。九州以北で繁殖し、北海道のものは冬には本州以西に移動するようです。
 
 全体が青灰色で、見慣れたシラサギとはかなり違います。
 嘴は黄色。頭頂部は白ですがその下、目から後ろに黒い線となってのび、そのまま黒い冠羽となります。長い首は白っぽく、喉側には黒い点線が何本か縦にのびています。止まっている時の背中側は青灰色ですが、飛ぶと羽が黒っぽく縁どられています。足は黄褐色。
 
 深谷市でもよく見かけるサギになりました。「なりました」というのは、25年ほど前にはほとんど見かけなかったからです。その頃は見つけると「お、アオサギだ」と思ったものです。
 利根川や荒川など川で多く見かけますが、水のある所にはどこでも見られます。柔らかく湿った畑地などでも、土をほじくって中の餌をあさっているのを見ることもあります。
 大きくても鶴ではありませんのでお間違いのないよう。
 

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雪の中のアオサギ。
まるで蓑を肩にかけているように見えます。
まだ若いでしょうか、顔から首のあたりの白黒がはっきりしません。


飛ぶと、羽根の縁が黒いのがよくわかります。





大きな鳥なのにこんな細い枝にとまれるんですね。
鳥は見た目よりもかなり軽いようです。軽い羽が大部分ですからね。