マガモ

マガモ

 カモ類は大きく分けて淡水ガモと海ガモに分けられます。
 淡水ガモは水上にいる時、尾を水面から高く上げています。ほとんど水に潜ることはなく、頭や逆立ちをする形で上半身を水の中に入れる程度です。助走することなく飛び立つことができます。
 海ガモは尾を水面近くに保ち、水の中に深く潜って餌をさがします。かなり長時間潜ることができます。飛び立つときは助走を必要とします。
 マガモは淡水ガモの代表です。

 マガモはカルガモと共に大型のカモ類です。オスとメスはかなりデザインが違います。メスはどのカモも似ているので、まずはオスを覚えましょう。
 マガモのオスは黄色い嘴に金属光沢の濃い緑の頭、首に白いリングを巻いているのが特徴です。頭は時には濃い紫に見えたり濃い青に見えたりします。体は全体に灰色で尾の先端がクルリと上にカールしているのも特徴の一つです。
 主に冬鳥ですが、本州中部以北では少数繁殖しています。
 マガモは狩猟鳥の一つで、猟期にはハンターに狙われます。ハンターたちはマガモを青首などと呼ぶようです。だから、探鳥会などでマガモを見つけて「青首だ!」などと叫ぶと顰蹙を買いますよ。
 
 深谷市では冬場、利根川や荒川、その他の河川、大きな池などにいます。荒川でコハクチョウの餌付けをしていた時にはかなり見られましたが、餌付けをやめてからはほとんど見られなくなりました。

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マガモ01体色はグレイ、嘴は黄色、頭は濃い緑、白い首輪、尾のカール。すべての特徴が見えています。


マガモ02メスと仲良く。


マガモ03前の2羽はエクリプスから繁殖羽に変わろうとしているオスです。後ろはメスです。


マガモ04羽づくろいをするオス。


マガモ05マガモ飛翔


マガモ06贅沢にバックはコハクチョウ


マガモ07着水寸前です。


マガモ08時がとまったようにまどろむマガモのオスとメス。